2013年7月5日金曜日

K.498 三重奏曲 変ホ長調 「ケーゲルシュタット」第3楽章

越後白山山頂付近にて(2013.6.30)
今日は珍しい組合せのトリオを聴いてみましょう。
ピアノ、クラリネット、ヴィオラのための三重奏曲です。「ケーゲルシュタット」という名前で親しまれています。九柱戯 (ケーゲルシュタット) という遊びに興じながらモーツァルトが作ったといわれているためですが、真偽は定かでありません。友人のクラリネット奏者アントン・シュタットラーら仲間うちで演奏するために作曲されたともいわれています。
全曲を通して、クラリネットの優しい音色とヴィオラの充実した中音域、ピアノの華やかさが絶妙に溶け合って、幸福感に満たされる雰囲気を醸し出しています。

三重奏曲 変ホ長調 K.498/ 第3楽章 Allegretto

余談
私はこの曲の生演奏を数年前ラ・フォル・ジュルネ金沢で、ポールメイエ氏のクラリネット、仲道郁代さんのピアノ、高名なヴィオラ奏者(名前は忘れました)で聴く機会がありました。
とてもリラックスした雰囲気の素晴らしい演奏でした。舞台を見ていると奏者同士で頻繁に視線を交わしながら実に楽しそうに演奏しているが様子手に取るようにわかりました。
聴く方も楽しいけれど、演奏している方はもっと楽しんだろうな・・・・と、とても羨ましく思ったことを記憶しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿