2015年3月1日日曜日

K.387 弦楽四重奏曲(第14番)ト長調 第2楽章

新潟市・越前浜の夕景(2015.2.28)
3月が始まりました。その美しい姿で私たちを魅了した多くの白鳥たちも北国に帰って行きました。
今年の春の訪れは少し早くなりそうです。
昨日は穏やかな気候だったので、近くの越前浜を散歩してきました。日差しは春を感じさせましたが、激しく波打つ海面はまだ冬の日本海でした。

昨年の3月に第1楽章掲載した、通称「春」と呼ばれる弦楽四重奏曲(第14番)の第2楽章を聴いてみます。
有名なハイドン・セットの第1曲で、モーツァルトの並々ならない研鑽のあとが表れているそうです。
4分の3拍子ですが、リズムに工夫を凝らして2拍子のような感じも出ていて二重の影を持たせています。


弦楽四重奏曲 ト長調 K.378/第2楽章 Menuetto : Allegretto ト長調

今日のきらクラ!
番組継続、ご自愛ステッカー増刷も決まり、ようやく落ち着いた雰囲気になりました。
コダマッチの三寒四温をテーマにした選曲も素敵で、春の足音が聞こえてきました。
勝手に名付け親では、私にはあまり馴染みのない作曲家イベールの「フルート協奏曲」から第2楽章でしたが、とても懐の広い安らぎを感じる魅力的な曲でした。私は何も浮かびませんでしたが、相変わらずリスナーのみなさんの斬新な発想には脱帽しました。「樹海」「かぐや姫、月に帰る」「静かな平泳ぎ」「ふきのとう」「ハヤシライスの憂鬱」「方向音痴のひとり旅」…豊かな想像力に感心したり、笑ったり、本当に面白いです。
その後にかかったモーツァルト ピアノ協奏曲20番 ニ短調 K.466 のブルーノ・ワルター弾き振りの演奏には感激しました。1937年のモノラル音源ですが、張りつめた緊迫感の中に清廉な美しさと湧き上がる激しい感情が見事に顕現した素晴らしい演奏でした。カデンツァも新鮮でした。なぜかこういう古い録音は郷愁を誘って、想像力をかき立てて味わい深いものです。
ふかわさんも体のメンテナンス大変のようですが、ご自愛くださいませ。私も以前腰痛で随分苦しみましたから、その切なさは理解できます。どうか快方に向かいますようお祈りいたします。ふかわさんなくして『きら☆クラ!』はありえません。

2 件のコメント:

  1. 山好きかっちゃん2015年3月2日 7:55

    「勝手に名付け親」には、思わず微笑みがでます。

    私が、一番最初に買ったレコードは、ワルター指揮・モーツァルトK525でした。(25センチLP)
    文字通り、擦り切れるまで繰り返して聴いたレコードでした。ワルターと聞くと反射的に思い出すレコードです。
    ふかわさんの体調も気に掛かります。

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  2. 山好きかっちゃんさん
    コメントありがとうございます。わたしも若いころワルターの廉価版を買って、ずいぶん聴きこみました。
    でも昨日のモーツァルトの弾き振りの音源があるなんて全然知りませんでした。コダマッチさんもかなりマニアックですね・・・・!! そういえば最初の「春への憧れ」もモノラル版でしたね。
    とにかくいろいろな演奏が聴けてとても見聞がひろがります。

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